2008年4月27日 (日)

ザ・美術骨董ショーを覗いてみました!

4/25~始まっているザ・美術骨董ショーですがようやく念願が叶い、見学に行ってきました。

到着したのは5時を少し過ぎたあたりでしょうか。人の出も落ち着いていて、ゆっくりと見学をすることができました。日本刀、茶道具、コイン、西洋アンティークなどなど、お店の人の客を品定めするような鋭い目線さえ気にしなければ、本当にあらゆる種類の良質な骨董をまとめてゆっくりと鑑賞することが出来ます。

お友達のアリさんもアンティークカーペットのお店で奮闘中でした。素晴らしいアンティークのキリム、カーペットが盛りだくさんです。知る人ぞ知るギョルデスのカーペットも壁にかかっていますよ。

ザ・美術骨董ショー紹介HP:http://www.kottouichi.jp/bijutu-kottoh.htm

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2008年4月15日 (火)

2008ザ・美術骨董ショー(予告)

来る4月25日-29日まで東京プリンスホテルで開催される『2008ザ・美術骨董ショー』の案内状をいただきました。

この展示会に行くのは私も初めてですが、時間を作ってぜひ行ってみたいと思っています。後日レポートしたいと思いますのでお楽しみにsign03

案内状を郵送してくれた「Galeri Mihri」のオーナーのアリ・オズデミルさんは古くからの友人で、とてもキリムを愛していて鑑定眼eyeも確かな純粋で優しいトルコ人です。

学生時代にトルコを旅したときに、キリムの補修の仕方やキリムについて色々と教えてくれました。今でも、関西に行くときは必ず、アリさんのお店に伺ってキリムについて様々な話をします。

「Galeri Mihri」(in 大阪)のHP:http://www.turkish-kilim.com/index.html

2008ザ・美術骨董ショーのHP:http://www.japantique.org/news.html

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2008年4月 5日 (土)

西アジア遊牧民の染織-塩袋・生活用袋物とキリム展

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今日は、キリム展があるというので渋谷にある「たばこと塩の博物館」まで久しぶりに行って来ました。

それほど期待もせず展示室の入口について、いきなりびっくり。展示品がすごいのなんの。

トルコのものはなく、ほとんどがペルシャの古いものでしたが、トルコのものとはまた違う重厚な草木染の色合いとその存在感に圧倒されました。

日本にもこんな素晴らしいコレクションがあったのですねぇ。私も少しでも近づきたいと思いました。とても勉強になりお勧めですよ~。

たばこと塩の博物館HP:

http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html

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2006年11月 5日 (日)

キリムを飾る

Kilim21s 秋・冬には、窓辺がちょっとさみしくなりがち。さっぷうけいなステンレスの手すりに、違う趣向のキリムを2枚飾ってみました。ほら、なんとなく窓辺があたたかくなったでしょう?

キリムって「絵」みたいですよね。キリムを壁に掛けたり、床に敷いて「絵」を楽しんだり。

昨日の日経新聞に、キリムの記事が掲載されていました。最近はフローリングの部屋が増えたこと、マンションでの床下防音対策のため、温かみの確保のため、マンションでキリムを敷く方が増えているそうです。

日経新聞の記事(2006/11/4):

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2006年10月28日 (土)

うまくキリムを購入する方法2

前回のアップから相当時間が経ってしまいましたが。。。欲しいキリムの相場が分からず、どのくらいの価格から交渉してよいか分からないときはどうすれば良いのでしょうね?ほんとうに。

いったん店を出て他の店で相場を探るのがベストですが、ぼんやりしているうちに欲しいキリムが売れてしまう可能性もありますし。途中で店を出づらい場合もあるでしょう。

その場合は、本命のキリムがどれかをキリム屋さんに悟られないように注意しながら、他のキリムの値段を聞くついでのふりをして値段を聞くとよいように思います。

こんなことを書くと、トルコのキリム屋さんが皆ぼったくりのような印象になってしまいますが、彼らの名誉のためにももちろんそんなことはありません。むしろ観光客ずれしていない人は、最初からかなり正直プライスの範疇のことが多いと思います。

でも、イスタンブールの観光地区などでは、あまりに観光客ずれした人が多いのも事実で注意をするに越したことはありません。彼らはプロですから何気ない会話や目線から、「どのキリムが本命で、どのくらいの金額なら出せそうか」の見当をつけ、巧みにセールスしてきます。

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2006年10月 9日 (月)

うまくキリムを購入する方法1

キリムの情報を見るためにこのサイトを訪れてくださる人も沢山いらっしゃるようで、ありがたいことです。

今日からは何回かに分けて、自身の経験を通じて少しずつ身に付けた、うまいキリムの購入方法について少しずつ書いてみたいと思います。

<トルコのキリム屋さんから買う場合>

4/22、2/14、12/14等にアップしたキリム達が、トルコのキリム屋さんから直接購入したものです。意外にも少ないですね。

現地で直接買うメリットはもちろん沢山のキリムを同時に、隅々まで見れるところですね。キリムは安い買い物ではないので、良く知ったお店から購入するとき以外は、やはりものを直接見て状態を確かめたいものです。

すぐに分かるところでは、1)織りの細かさ、2)表裏の褪色の程度(同等のものが良い)、3)浮いた色が無いか、4)修理の有無と上手な修理が出来ているか(裏を見ると上手い修理も分かる場合があります)、という点がチェックポイントでしょうか。後は天然染料か人工か、どれくらい古いかなどを挙げる人もいますが、これは判断が難しいですし、汚い天然染料よりは人工のほうが良い気もしますので、個人的にはあまり気にすることは無いかと思います。

逆に怖いところは、一端お店に入ると何も買わずには出にくくなること、適正な値段での買い物が難しいというところでしょうか。

特にイスタンブールやその他観光スポットでは、残念ながら絨毯屋のしつこさ、あくどさに辟易させられることもしばしばです。特に値段は、値札もついていないので交渉が不可欠です。

鉄則は、出せる値段を自分でしっかりと考えた上で相手から交渉のスタート価格を言わせることです。スタート価格が思ったより安ければ買いでしょうし、高ければ自分の出せる値段の2割引位の価格で打診して交渉でしょう。

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2006年9月17日 (日)

キリムの返事が来ない。。。

ちょっと気になるキリムがあったので、イギリスのキリム屋さんにメールを送ったのだけど。。。。返事が来ない。ここのところメールの調子が悪かったので、そのせいかとも思い、二度目を出してみたんだけど。。これは縁が無かったものと、あきらめることにせざるを得ないですねぇ。。。

久しぶりに良いキリムとめぐり合えるかと思ったのだけど。。

今日は大きいキリムを久しぶりに広げてみた。普段使いにはちょっと大き過ぎるけれどやっぱり迫力があります。当面は既に手に入れたキリムの補修などをしながら、次のキリムが来るのを待つのかなぁ。

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2006年9月10日 (日)

キリムのモチーフと産地

古いキリムにはあって、新しいキリムには無い楽しみ。。。

それは、古いキリムには産地特有のモチーフが織り込まれていて、その産地にあれこれ思いを巡らせることが出来るっていうことに尽きるかなと思うのですが、皆様はどうでしょうか?

ただ、モチーフだけでは中々、産地を当てるというのは難しい場合も多いです。下の写真のキリムはお気に入りの一つで、一応カシュラン族のものとなっていますが、真相は分かりません。

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2006年8月30日 (水)

久々にキリム購入か?

このごろキリムのお値段が高騰していることもあって、中々お値打ち価格のキリムを見つけるのが難しくなりました。

前から目をつけていたキリムもいつの間にか値札が付け替えられて手が届かなくなり、すっかりキリムから遠ざかっていたのですが、久しぶりに活動を開始です。

海外のサイトでずっと前から目をつけていたキリムが2枚、これをゲットしようと交渉に入りました。ネットでキリムの良し悪しを判断するのはとても難しいですが、良いキリム屋さんであることを願って。

経過はまた報告します。

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2006年7月18日 (火)

自宅でミニキリム展

_035 家の壁に穴を開けるのもいやだけど、壁に綺麗なキリムを飾ってみたい。という訳で、壁に元々ついていたボードを利用して二枚のキリムをかけてみた。

方法は簡単。ボードの上端にかもいフックを引っ掛けて、そこに棒をわたすだけ。

欲張ってシバスの赤いジジムと、マラティアキリムとを引っ掛けると、あっという間に部屋はキリムギャラリーに。

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2006年7月16日 (日)

キリムの棚

キリムも数が増えるとどこに保管をするか問題になってきますね。

床に積み重ねて置いてもいいけれど、あんまり見てくれも良くないし、何かいいのが無いかなぁと探していたときに見つけたのが無印の棚。シンプルだけど、キリムを綺麗に見せることが出来て満足しています。

キリムを集めている皆さんはどのように保管しているのでしょう?

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2006年7月 9日 (日)

キリム展に行ってきました

昨日ははるばると恵比寿までキリム展のために行ってきました。

ネットでもお店をやってらっしゃるガラタバザールさんが主催するもので、今までコレクションをされているキリムの中でも選りすぐりのものを見せて下さるとのふれ込みに期待をしながら。。

結構感動しましたねぇ。昔の染めの本当に綺麗なこと。迫力満点です。数は少ないけれど一点一点ゆったりと展示をされて、堪能することができました。会期が7月10日までと短いのが惜しいですが、皆さん、機会があれば是非お勧めします!

今回は販売が目的ではなく、良いキリムを見て知ってもらうことという店主の言葉もふるっていました。一般のショップではなかなか見られないような一見の価値あるものばかりです。

写真を撮ろうと思いましたが、このキリムの素晴らしさは写真では伝わらないと思うので展示会の案内をリンクしておきます。

http://www.galatabazaar.com/news/2006/07/in7510.php

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2006年6月 4日 (日)

今週のキリム-次のキリムは

ふっと見返してみるとキリムの記事を一ヶ月も書いていなかったことに気がついた。ここのところは新しいキリムを買っていないし、まだ紹介をしていない手持ちのキリムも少なくなっているし。。

欲しいキリムは限りなくあるんだけれど、自分に歯止めをかけるためにも今持っているキリムよりお気に入りのものだけを買うことに決めている。今の基準はもちろん、下のアダナキリム。

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いつ出てくるかな次のキリム。次のキリムはレイハンルかエルズルムかカーズマンかマラティアか。。。ただ値段がね。。

しばらくは手持ちキリムのモチーフの解説や、キリム関係の面白そうな催し案内になるかもしれません。

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2006年4月30日 (日)

今週のキリム-つぶやき

先週アップしたキリムは、カッパドキアのキリム屋さんから譲っていただいたものです。

メールだけのやり取りでしたので一抹の不安もありましたが、とても迅速かつ丁寧な対応で最後には安心できました。トルコにはキリム屋さんがごまんといるので、また悪徳な業者さんもいるので油断ならないと思っていたのですが、良いキリム屋さんに出会えてラッキーでした。

新しいキリム屋さんと取引をするのは多少勇気が要りますが、キリムへの説明と最初に提示される価格で、大丈夫かどうか凡そ判断が着くように思います。

今回のキリム屋さんは、キリムの来歴からモチーフの解説までとても丁寧でキリムへの愛着が感じられ、最初に提示されるお値段も凡そ予想の範囲内でリーズナブル。きっかけはインターネットだったけれど、なんだか良い人に出会えたと思います。

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2006年4月22日 (土)

今週のキリム-トルコから

予告編を出してからずいぶんと時間がたってしまいましたが、トルコからやってきたキリムをようやく紹介できるようになりました。

少し写真が多いですがまずはお楽しみください。

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2006年4月19日 (水)

キリムが到着

先日、知り合いにトルコ・カッパドキアで買ってきてもらったキリムを無事に受け取りました。まだ、写真撮影をしていないので、アップは出来ないんですけど。頑張って今週中にはアップする予定です。

ありそうでないような、ちょっと面白い感じのキリムですよ。お気に入りの一つになる予感がします。

色々なサイトを巡っているとほんとに素晴らしいキリムばかりでびっくりしてしまいますが、少しでも近づけるとよいなと思いますね。

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2006年4月 9日 (日)

kilim repair キリムの修理

Today, I repaired my kilim from Maras region in Turkey.

I have noticed that this kilim needs repair, now fringes of this kilim have partly wore out and some of the woofs seem to come off, it is not in its perfect condition.

There has been no wool strings at home, so I took the wool strings from the old kilim fragment. Firstly, I tore the fragment into the pieces, then I took the unstained wrap suitable for fringes, cut the wrap in the same length and used them as fringes for Maras kilim.

How is my repair! Because this kilim is one of my favorite, I will make more better repair on it next time.

今日はマラシュ産のキリムの修理をしてみました。房が取れていて横糸が解けそうになっていたので前々から気になってはいたのだけど、さすがによろしくない状態になってしまったので。

ウールの糸が無いので、まずは不要になったキリムの切れ端を分解して縦糸を取り出しました。そして、この縦糸を適当な長さに切りそろえ、房にしてキリムにつけてみました。

う~ん。いかにも素人の修理ですね。このキリムはお気に入りの一枚なので次はもっと良い修理をしてあげます。

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2006年4月 2日 (日)

今週のキリム-なんと読む?

前々から気になっていたのですが、うちにある古いキリムにどうやらアラビア語かオスマントルコ語かでサインが織り込まれているようです。どなたか解読できる方はいらっしゃいませんか?

画像右下のこげ茶っぽいところがそれです。

キリムには時々織った年や織った人の名前が織り込まれていて面白いのですが、よく分からないものはどうにも気になってしまいます。

I have been something on my chest for a while, there seems some words weaved in Arabic or Ottoman Turkish on my old kilim. Is there anyone who can read this?

It is The dark brown portion in the right below corner of the picture.

I sometimes find the weaved letters on kilims, like the year the kilims weaved or who weave them. These are quite interesting and give me useful information. But as for the letters we could not read, that is quite………………..

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今週のキリム-思いがけない展開

本当に全く思いがけないことだったのですが、カッパドキアのキリム屋さんとの間で、事態が急展開をしました。

写真を沢山送っていただいたので、その中から興味のあるものをピックアップし、具体的に交渉を始めましょうと考えていたちょうどその時、知合いから一通のメールが舞い込みました。「今、トルコです」と。

なんという偶然でしょう!これは直接見てもらったほうがよいなと思い、キリム屋さん行きを打診してみるとOKとのこと。早速、二つのキリムに絞り、凡その目安を示して交渉をお願いしました。

知合いは絨毯屋さんを伴って交渉に行ってきてくれました。相手はとっても驚いたことでしょう。でもおかげさまで上手く話がまとまったようです。次回このキリムをアップできるとよいなぁと思っています。

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2006年3月18日 (土)

今週のキリム

トルコのキリム屋さんから返事が来ました!

一週間返事がなかったので空振りだったかなぁとあきらめかけていた頃に、ついに来ましたお返事が。トルコの村に仕入れに行っていたということで、仕入先のインタネットカフェからメイルを下さいました。

仕入先のワクワクするような話を聞かせてもらったり、仕入先から帰るとすぐに、このウェブサイトを見て下さり私が興味を持ちそうなキリムの写真を大量に送ってくれたりと思いのほか中々良い感じ。

面識もないので、リーズナブルに良いキリムをというのは中々難しいかも知れないけれど、頑張ってメールのやり取りを続けよう!

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2006年3月11日 (土)

今週のキリム コンヤキリム

今週のキリムは、トルコ中西部に位置するコンヤのオールドキリムです。

ボーダーの模様がいかにもコンヤという感じで、サンドゥック(箪笥)のモチーフが大胆に配された堂々としたキリム。背景が黒系統の糸で織られているので、例の通りかなり酸化し朽ちていますが、これもまた古色となっていい感じ。まだまだ床に敷いても使えそうです。

写真ではちょっと分かりづらいですが、白地の部分は白と茶の羊毛を撚り合わせた糸で織られていて、少し茶味がかって面白いです。

長さが3メートルを超える大きなキリムです。

アフリカの丸椅子とセットで写真を撮ってみました。

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2006年3月 5日 (日)

今週のキリム

最近、つくづくと良いキリムが手に入りにくくなったと思う。いや、良いキリムはあるところにはあるけれど、手の届く値段でなくなってしまったというのが正しいのかも知れない。

たまに覗くトルコ人のキリム屋さんのウェブサイトも、いつの間にかドル表示の値段がユーロ表示になってさりげなく値上げになってちょっと手が届かなくなってしまったり、私が欲しいなと思うキリム自体がちょうどいい値段で出てくることも少なくなった。

いつもお世話になっているキリム屋さんも、相変わらずリーズナブルなお値段でキリムの紹介を続けてらっしゃるけれど、人気でかなりお忙しいようで中々良いキリムがまわってこなくなりつつある。

という訳で、新しいキリム屋さんともお付き合いをしてみようかと思い、昨日、トルコ・カッパドキアにあるキリム屋さんに一度連絡を取ってみた。果たしてどうなることやら。。。わくわくしながら連絡を待っているところです。

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2006年2月26日 (日)

今週のキリム-キリムの房

キリムの房には個性のあるものも時々見られる。特にクルド系のキリムのしっかり編みこまれた房には、その仕事の細かさに驚かされることも多い。まるで動物の尻尾のように見えるものまである。

左はマラティアのキリムの房、右はガジアンテップのキリムの房。房まで手の込んだキリムは見ているだけで贅沢な気分になれる。

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2006年2月19日 (日)

今週のキリム-紫の染め色

キリムに使われる色で好きな色を挙げて下さいと言われれば、必ず紫色を入れる位この色が気に入っている。

紫色はキリムの年代を知るバロメーターにもなるし、綺麗に残った天然色の紫はとても綺麗である。紫色は60年位以上が経過するとかなり色が抜けグレーっぽい色になり始め、80~90年もすれば完全に色が抜けてシルバーグレーになる。

1_010 1_008 左の画像が90年以上経ったと思われる紫色の色見本。真ん中の六角形は元々、紫色だったところです。右も同じキリムからの画像ですが、真ん中の模様の白っぽいところが紫だったところ。藍色を染め出すインディゴは強い染料なので、こちらは綺麗に残っているのと好対照です。

下が天然染料と思われる紫です。かなり経年していますが鮮やかに残っています。トルコキリムの紫はナスで染めた等といわれていますが、真相はよく分かりません。

1_011 地中海地方といえば、古い時代は貝紫(帝王紫)という貝の内臓由来の紫色が有名です。染め上げたときは黄色ですが空気にさらすことで鮮やかな紫になる不思議な染料です。今日知ったのですが、インディゴと化学構造がほとんど同じでベンゼン環の水素が一つ臭素に置換されただけの違いしかないということです。ただ、希少すぎてキリムには使われていないでしょうね。

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2006年2月14日 (火)

今週のキリム-ニューキリム

いつもオールドキリムばかり紹介していますが、ニューキリムも数枚持っています。やはり、丈夫で気兼ねなく使えるところがニューキリムの良いところ。用途に応じて上手く使い分けたいものです。

最近はニューキリムでも草木染のものが手に入るようです。私もトルコのブルサにある、とある問屋さんで購入しました。畳一畳位の大きさで5~6千円位と格安。染めは少し粗くて、染めに使った草木クズがそのままキリムに沢山残っているものなどもありますが、少しちくちくするくらいで実用には全く問題なしです。

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2006年2月13日 (月)

今週のキリムー藍染め

大和郡山市にある藍染めなどの資料館(箱本館「紺屋」)の見学に行ってきた。大和郡山は、豊臣秀長が形成した郡山城を中心にした城下町。古い藍染め屋さんが資料館として残されている。

キリムの勉強に役立つような面白い資料が沢山。特に藍染めの資料は充実している。ウールを藍で綺麗な紺色に染め上げるには10回もの染色作業が必要なことを知って、昔の人は辛抱強く作業をしたものだと、感心、感心。天然染料で綺麗な紺に染め上げられたキリムが高価なのも分かる気がしました。

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2006年1月28日 (土)

今週のキリム-コットン

オールドキリムにはしばしばコットンが使われています。本当かどうか定かではないですが、昔はウールを脱色して白くする技術がなく、真っ白さを出すためにコットンを使ったそうです。

また、それとは別に、縦糸にコットンを使ったものもありますね。トルコは綿花の産地でもありますが、アダナやマラティアのキリムには比較的コットンが使われるものが多いように思います。

下のキリムはマラティアのものですが、白いバックはすべてコットンで織られています。

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2006年1月22日 (日)

キリムを楽しむ-シム

キリムに使われる「シム」をご存知でしょうか?

金属糸と訳せばいいのだと思いますが、古いキリムの彩りに使われる糸です。銀を糸に巻きつけたものが多いですが、他の金属を糸に巻きつけたものもあります。

イスタンブールのキリム屋さんに聞いたところ、シムはキリムの年代を知る一つの手がかりになるそうです。銀糸であれば経年により酸化して黒ずんでいることがほとんどです。が、まれにサンドゥックピース(木箱に大事にしまわれていたピース)では、銀糸がまだ輝きを持った状態で出てくることもあるようです。

右は古いシム(真ん中のモチーフの先端の黒い箇所)、左は新しいシム。色の違いが一目瞭然ですね。

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2006年1月 7日 (土)

今週のキリム-マラティア

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今日のキリムは、マラティアの中でも良質なキリムで有名なシナンル村産のものを紹介します。

持ち主が言うのも変ですが、見ていただければ模様の細かさとその色遣いの綺麗さがよく分かると思います。

元々は袋状になっていたもので、カラフルなストライプの部分が袋の裏側になるように作られていました。

ストライプとストライプの間に配された三つのポチポチの繰り返しが如何にもシナンルという風情です。ゆっくりお楽しみください。

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2005年12月30日 (金)

キリムを楽しむ-アブラッシュ

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今日は、古いキリムの特徴のひとつでもあるアブラッシュを紹介します。今日のキリムは最もお気に入りのひとつのカシュランキリムです。

アブラッシュは「染めむら」とでも言えばよいのでしょうか。特にある程度古いキリムに見られる色むらのことを指します。

左の画像で、赤地の部分が横方向に波のように色むらがあるのが見えると思います。聞いたところでは、古いキリムは糸が手紡ぎのため太さにばらつきがあること、また草木で糸を染めたことから一様に染まらず、経年により染めむらがクリアに出てくるそうです。

このキリムも糸の太さがばらつき、多分若い女性の習作だったのでしょうか、横糸の詰め方が均一でなく、波のような染めむらが出ています。幸いにもこれがいい味になっているように思えるので面白いですね。

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2005年12月24日 (土)

キリムを読む1

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キリムには色々なモチーフが織り 込まれますが、キリムから読み取れるメッセージなどについて今日は書いてみようと思います。

このキリムはおそらく70年程度~のコンヤキリムですが、レイハンルに良く似たモチーフが織り込まれています。右側二つは婚礼ダンス(サンドゥック)のモチーフです。その周りを取り囲むように狼の口のモチーフ(右から三つ目)が多数織り込まれています。

狼は暗闇で物を見ることができることから、光と太陽を象徴する存在で、また守護の象徴でもあります。きっと、皆に見守られた幸せな結婚を願う女性がこのキリムを織ったのでしょう。

ところで、産地や染色は、キリムの価値を決める上でもとても重要な要素です。でも、綺麗であれば個人的に楽しむ上ではそれほど気にしすぎることはないかなとも思います。

とはいえ、確かに気になるものでもあります。このキリムの場合、婚礼ダンスのモチーフはレイハンルのものにとても似た特徴的なものですが、狼のモチーフやドラゴンの足跡モチーフ(右から三つ目画像の爪のようなもの)が沢山あることや、縦糸が少し太いことから、産地はコンヤだろうと思います。

年代は薄青色の抜け方から70年位だと思います。オレンジはこの時代に良く使われた人工染料ですね。綺麗な色ですが、洗うときにかなり色が出る可能性があるので注意を要する色です。

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2005年12月14日 (水)

今週のキリム-ワンキリム

今週のキリム  ワンキリム 60年~

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今日は、11月12日公開のキリム購入話で取り上げました、カイセリ商人とのバトルの末に入手したワンキリムの画像をアップします。自宅外に保管しているため久しぶりに見たのですが、キリム好きとなった今ではとてもお気に入りですね。

トルコ東部のワン地方の産。ワンキリムの特徴であるエリベリンデ(地母神)のモチーフがとても綺麗で、またワンらしい藍色の美しさと、ワンらしからぬ意外な明るさのあるキリムだと思います。

このキリムを明るく見せているのは、白いウールの部分と、奥行きのグレーシルバーの背景のなせる技だと思います。手前は藍色、奥行きはグレーシルバーと完全に二色が使い分けられています。

ご存知のようにグレーシルバー系の色は、元々はムラサキ系統の色なんですが経年変化により色が抜けグレーシルバーになります。(経験上、60年超位になると完全に綺麗なグレーシルバーになる気がします)。

おそらく織られた当初は、藍色糸がなくなりそれに良く似たムラサキ系の糸で代用したつもりだったのでしょうが、経年変化によりずいぶんと色の違いが出てこれまた面白いものです。

トルコで購入してかれこれ8年近く経っていますがその間、余り敷いたりもしていなかったので綺麗なまんまです。購入当初は敷いていたのですが房が結構取れてしまったので、慌てて大事に保管をはじめました。

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2005年12月10日 (土)

今週のキリム-キリムうらおもて

今週のキリム小噺-キリムうらおもて

一口にキリムと言っても色々な種類があるけれど、私は中でも袋物のキリムが結構好きでいくつか集めている。

袋物のキリムは表側がとっても華やかなのに、裏が極端に地味になってみたりしてそのギャップが面白い。

真偽のほどは定かではないけれど、トルコでは袋物のキリムの裏側を表側にして使用し、他人に妬み心を起こさせない配慮をするそうな。如何にもトルコらしい話だと思う。

順にマラティアシャバック族フルチュ(キリム袋)の裏表を紹介しましょう。

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2005年12月 4日 (日)

今週のキリム-ワン?キリム

今週のキリム  ワン?キリム  30年程度~  220cm×150cm

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今週は少し趣向を変えて、オールドといってもかなり若いキリムを取り上げます。

産地はどこでしょうね?トルコ産のキリムであることは確かなのですが、モチーフが少しトルコっぽくなく、産地の特定は難しいです。おそらくトルコ東部のワン辺りで織られたものではないかと思うのですが。。。鳥のモチーフでしょうか?恐竜のようなモチーフがうようよいる所が愛らしいキリムです。

少し厚手のぼってりとしたキリムでこれからの季節にはピッタリ。神戸にあるキリム屋さんのセールで2年ほど前に手に入れたものです。

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2005年12月 3日 (土)

イスタンブールのキリム博物館

イスタンブールを旅行した時、観光案内をしてくれたキリム屋さんと親しくなり、所蔵しているキリムを説明しながら見せてくれながら、素晴らしいキリムや絨毯を見たいなら、ここに行くといいよ、とイスタンブールにある「トルコ&イスラム美術博物館(http://www.tiem.org/index.htm)」を教えてくれた。この博物館はあまり観光客に知られていないらしく、じっくり見ることができた。この博物館自体が宮殿で、エントランス、中庭が素晴らしく、テラスが喫茶店になっていて、往来を眺めながらゆっくりと時を過ごすことができる。何しろ入場料は格安だ。トプカプ宮殿は、30ドルくらいかかるが、この博物館は2ドルしなかったと思う。

当博物館にあったキリムやイスラム工芸品、コーランなどの写真が紹介されているHPを見つけた。

http://www.jorgetutor.com/turquia/estambul/museos/artmuseum/artmuseum.htm

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2005年11月20日 (日)

今週のキリム-シバス ヤストゥック

シバス地方のヤストゥック 50cm×100cm 60年

今日は久しぶりにキリムの紹介です。もともとはヤストゥック(収納袋)と思われるキリムです。といいますか正確にはカーペットです。

周辺部がキリム地なのですが、それ以外はカーペットの織りです。今は裏地はないのですが、おそらくキリム地の部分で裏表が縫い合わされて袋状になっていたものと思われます。

赤とオレンジの色使いが、如何にもシバス地方(トルコ)のものという風情です。残念ながら周辺部の青色はかなり褪色はしていますが、赤地の部分はビロードのような光沢をもち、貫禄があります。

シンプルデザインに温かみを感じる味わいキリムです。

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2005年11月13日 (日)

着物とキリムバッグ

SANY1314 最近、着物を着る練習をしている。まだまだすっごく時間がかかるし、裾がきれいに合わなかったり、お太鼓を作るのに四苦八苦しているところだ。
押入れやタンスに眠っているのだったらまだいいが、どっかりとお邪魔になってしまっていた美しい着物たち。美容院で着付けてもらうと予約はとらなくてはならないし、着付け料金は1万円以上もするからこの美しい衣たちはすっかりと忘れられてしまっていた。
これからはなんとか自分で着て、街にでかけるぞ~!来週末は、お世話になっている先生のお祝い昼食会があるので、デビューは紡の着物と名古屋帯、キリムバッグででかけてみようと企んでいる。軽めの着物ならなんとか着崩れもしのげそうだし、回りのみんなに直してもらえるかも。。。

ところで、着物には和装用の手さげが一番なのだが、私はキリムバッグでちょっと面白いコーティネートを楽しんでいる。キリム自体は和室にもマッチするし、キリムは幾何学模様の織物なので着物にもよく合う。昔から中国の唐織は着物や帯によく使われているので、ちょっとエキゾチックなキリムも可愛くスパイシーでいい!!SANY1318

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2005年11月12日 (土)

今週のキリム-キリム購入ばなし②

今週もまたキリム購入ばなし②ということで、トルコ中央部のカイセリで手に入れたワンキリムの話をアップします。

ちょうど9年程前だったかと思います。まだ、キリムに対する興味もあまり湧いていなかったころ、観光でカイセリの町を訪れたことがあります。カイセリはトルコ観光の目玉の一つであるカッパドキアから程近く、雪を頂くエルジェス山が綺麗な商業都市です。

観光客が見るべきものはあまりないのですが、バザールはとても面白く、カイセリ独特のサラミソーセージ(パストゥルマ)などを興味深く見ていると中心の一角に山のように詰まれた綿のようなものを見つけました。近づいて良く見ると紡ぐ前の羊毛の山。と、一人の青年が声をかけてきました。

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2005年11月 5日 (土)

今週のキリム-キリム購入ばなし

今週のキリムは少し趣向を変えて、今までのキリム購入の中でちょっと面白かった話を取り上げます。

① 5月31日アップのアダナキリム購入ばなし_006 antikadana

このキリムはあるネットショップさんから購入したものなのですが、とても綺麗だなぁと毎日画像を見ては値段にため息をつき、なかなか購入の決心はつかずにいました。

が、ようやく決心をして仕事から帰り、さぁ注文しようと思ってパソコンの電源を入れたところ「売約済」の表示が。。。一月ほど売れていなかったので大丈夫だろうと思っていたのですが後の祭り。

それでもダメもとで連絡を入れてみると、何とかお客さんと交渉をしてくださったようでチフトカナット(二枚はぎ)の片側だけ譲っていただけることに。

でも、家には今、両方のカナットとも揃っているんです。その理由は?

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2005年10月30日 (日)

今週のキリム-オスマン フラグメント

オスマン時代のフラグメント  45cm×80cm 80年~

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今週のキリムは、オスマン時代のフラグメントとして購入したものです。オスマン時代の旧家で壁掛けなどとして使用されていた小さなピースだとのこと。

特筆すべきはやはり織りの細かさでしょうか。通常の細かい織りのキリムと比べても半分以下の太さの糸が使用されています。

最初は綿糸かと思い臭いをかいでみたのですが、確かにキリム臭がします(笑)。極細ウールだと思われます。

中央のモチーフの黄色部分は金糸のシム(金属糸)、赤色部分はコチニール染色(コチニールカイガラムシから抽出した色素)と思われる豪華版です。

シンプルですが、上品なこのピース、そのモチーフから産地はブルサの近傍かコンヤではないかと思われます。

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2005年10月10日 (月)

今週のキリム-マラシュキリム

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マラシュキリム 50年~  110cm×190cm

品質の良さが一見してわかり、デザインが洗練されていて人気の高いアイテムだが、インターネットキリム店ではあまり目にすることがない、隠れた逸品オールドキリムです。トルコ南東部のカフラマン・マラシュ(マラシュ)の産。

マラシュといえば、少し流行ったトルコの伸びるアイスクリーム=ドンドルマの発祥の地として有名。キリムはあまり数は出ないですがこのピースのように赤系統のものが時々見られます。外から順番に、陰陽モチーフ、イヤリングモチーフ、狼の口モチーフがぐるりと配され、中心には御守*邪視が一体化されたモチーフが三つ配されています。

陰陽モチーフやイヤリングモチーフは「幸せな結婚への願望」を現し、狼の口モチーフや御守*邪視のモチーフは「守護」を現しているとされます。おそらくこのキリムの織り手は、皆に見守られた幸せな結婚を願う若い娘さんだったのでしょう。

それにしてもモチーフの配置は洗練されていてセンスにあふれています。また、地の赤色に経年による色むら(アブラッシュ)が出始めとても綺麗です。どうぞお楽しみください。

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2005年10月 1日 (土)

今週のキリム-アゼルバイジャン ベシック

今週のキリム-アゼルバイジャン ベシック 100年~

しばらくキリムのアップをサボっていましたが、今日のアップはかなりお気に入りのキリム。正しくはベシックと呼ばれるもので、ゆりかごと訳されますが、簡単に言うと底が付いている大きな収納袋です。

おそらくアゼルバイジャン(又は他のコーカサス地方)で作られたもので本当に綺麗な草木染糸で細かく織り込まれています。織りのテクニックはいわゆるスマック織り(キリム織り(平織り)に更に横糸を絡める手法)で、この地方には良く見られます。

アップ画像のエリベリンデ(地母神)のモチーフも端正で綺麗です。

年代はありますがかなり美品です。ただ、残念ながら紐はオリジナルではなく、買ってきた綿紐を玉ねぎ皮で染色(ミョウバン煤染)してみたものです。

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2005年9月 4日 (日)

キリムを洗う

今日は初めてキリムを洗ってみた。

実験的に洗ってみたのはシバスの40年もののチュバル(袋)。うちでは台所のマットなどとしてフル稼働している。

かなり化学染料が使われており、色落ちするのではと心配されたので、冷たい水でゆっくりと洗うことに。まずはお風呂に水をためて石鹸を入れずに足踏み洗い。そうこうしているうちにお風呂の水が濁ったオレンジ色に染まり始める。

この年代のキリムに使われているオレンジの化学染料は落ちやすいとは聞いていたけれど想像以上に色が出る。今度は石鹸を入れてまた足踏み洗い。汚れがかなり落ちてきた。

最後は軽く洗濯機で脱水をして、型崩れを直すように引っ張りながら物干し竿に干して完成!小物なので想像以上に簡単に洗えた。所要時間は20分程度かな?

こころなしか綺麗になったキリムが、物干し竿の上で喜んでいるように見える。他のキリムたちもたまには洗ってあげないといけないな。

画像は左から、①洗う前、②洗浄中、③脱水中、④物干し竿、のキリム。

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2005年9月 3日 (土)

今週のキリム-シバス 星のキリム

星のキリム シバス 70年~  110cm×160cm

このキリムは、キリム収集をはじめたかなり初期に入手したもの。

トルコ北西部のシバス地方のユルドゥズル(トルコ語で星が有るとの意味)という村で作られたキリム。ここの村は、このキリムに見られるような星のモチーフをちりばめたロマンチックなキリムを産することで有名。ひと昔前まではこのタイプのキリムも比較的目にする機会があったけれど、最近は数が減っているようです。

全体にちりばめられた様々な色の星のモチーフ、水の流れを現すボーダーのモチーフのバランスが見事です。キリムの表面につけられたカラフルな房はお守りの意味があるそうで、嫁入り道具などに良くついているそう。

このキリムも嫁入り道具の一つだったのかもしれませんね。

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2005年8月27日 (土)

今週のキリム-シバス ジジム

今週のキリム-シバス ジジム 310cm×130cm  80年~

柄を見て産地が分かるキリムの典型。シバスのユルドゥズル(トルコ語で「星が有る」の意味)又はガジアンテップ産のジジムです。

ひとつひとつの柄は良く見ると星型のジジム刺繍になっていてそれが寄り集まったデザインになっています。このデザイン自体は時々見られるものですが、9割方は背景が赤系統のキリムですので、このように紺系統のものはかなり珍しいと思います。

星のひとつひとつカラフルな色糸でジジム刺繍されていますが、染めむらがありいずれも天然染料によるものと思われます。とても綺麗な発色です。特に青と緑が綺麗です。

たぶん、嫁入り道具の一つか何かだったのでしょう。保存状態がとても良いこのピースですが、年代を物語るのはそれぞれの星型の中心部に施されたシム(金属糸)刺繍です。その酸化の状態から80年程度は年代があるものと推定されます。

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2005年8月23日 (火)

今週のキリム-マラティア

アンティーク・マラティア キリム 100年~ 330cm×180cm

私の最もお気に入りのキリムのひとつ。アンティークのマラティアキリムです。変形8角形のパターンが繰り返すこのデザインは、少しずつパターンは異なるもののシバスとマラティアとの境付近に時々見られるものです。

このキリムは配色の美しさが一番の売りだと思います。古いキリムに特徴的な青色の美しさもさることながら、赤色も何色か使われていて豪華かつ華やかな雰囲気を漂わせています。

ゆっくりとお楽しみください。

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2005年8月 6日 (土)

今週のキリムーマラティア

マラティア ヤストック(袋) 92cm×50cm  50年~

かなり保存状態の良いマラティアの絨毯ヤストック。このピースはキリム(平織り)ではなく、パイル糸のある絨毯織りとなっている。

ヤストックとはトルコ語で小袋のことで、このピースもボーダー模様のキリムの裏地がついて袋状になってい る。本来は収納袋や、藁等を詰めてクッションとして使われていたもの。

マラティアらしいアプリコット色のオレンジが目を引くピースで、オレンジ色の輪郭でミフラブ(モスクにあるメッカの方向を示す窪み)の形状が描かれている。紫色の残り方からしてそれほど古くはないと思われるが、何か心洗われるような美しさを持ったピースです。

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2005年7月31日 (日)

今週のキリム-アダナ

アダナのオールドキリム 60年~ 145cm×210cm

トルコ東南部のアダナ産のオールドキリム。

赤い地に様々なモチーフが織り成されてとても楽しいキリム。六角形のモチーフ(鳥かご)の中には4つのカラフルな鳥のモチーフが、またその前後を挟むようにしてこれまたカラフルなパルマック(掌)のモチーフが配されている。

また、ボーダーに配されたブドウの葉のモチーフも負けず劣らずカラフルで美しい。

同様のモチーフでアダナレイハンルと呼ばれて珍重されるものがあるが、その場合にはソロモンの星などレイハンルらしいモチーフが加わっているのが普通。このキリムは通常のアダナと思われます。

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2005年7月24日 (日)

今週のキリム-シバス ジジム

シバスのジジム  70年程度  210cm×90cm

濃い赤をベースにして、色とりどりの花のようなモチーフが織り込まれた、トルコ東北部のシバスという地方のジジム。本来は二枚の細長いキリムをはぎ合わせたチフトカナットだったのかも知れません。

地の色といい、織り込まれたモチーフといい、ロマンティックなキリムやジジムを多産するシバスの典型的なものですが、このジジムのように流れを持たせてモチーフが配されたものは意外に少ないように思います。モチーフの擦り切れもなく状態が良いカットピースのジジムです。

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2005年7月18日 (月)

今週のキリム-カイセリ

カイセリ サルズのオールドキリム  160cm×85cm  60年

キリムの有名な産地カイセリのサルズという村のキリム。

本来は二枚はぎのキリムだったがその片割れのカットピースとなっている。三角形のコンパートメントが繰り返されたように見えるこのデザインは典型的なサルズのもの。一目で産地が分かるキリムの典型的な例といえるでしょう。

ボーダーの葡萄の蔓のデザインやその他のデザインもかなり細かく織り込まれて整ったキリムだが、まだ若いキリムでカットピースなので普通に床にひいて愛用している。

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2005年7月 3日 (日)

ついに登場! お宝キリム (今週のキリムたち)

オタムッシュのアンティークキリム 250cm×85cm 120年

トルコ中部 コンヤ・オタムッシュ(ホタムッシュ)のアンティークキリム。キリム好きなら誰もが憧れるオタムッシュのキリムを意を決して入手したのは今から1年ほど前。

まるで昆虫かクモのような大きなモチーフが中心に配されたいかにもオタムッシュというデザインと、その色合いの美しさにほれ込みました。かなり人目を引く赤と青のコントラスト、そのほかにも色々な色が使われているけれど、全体的に落ち着いた感じで上手くまとまっている。さすがオタムッシュとしか言いようがない。

縦糸はところどころ切れ、黒系統の横糸も酸化していくらか入れ替えられているけれど、逆に古さを物語っているよう。

昨年、トルコに行ったときにカッパドキアの絨毯屋で似たデザインのオタムッシュを見つけたけれどうちのもののほうが色が良かった(気がする)。

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2005年6月25日 (土)

今週のキリム-ベルガマ・チュバル

ベルガマのチュバル  115cm×70cm  80年~

トルコ西部ベルガマ或いはバリケッシルのチュバル。

チュバルとはトルコ語で収納袋を意味し、本品もストライプ模様が配された裏布があてられ袋状になっている。チュバルは通常ハードに利用されるため褪色が激しいが、本品はほぼ未使用に近い状態で残っている良品である。

多色使いだが不思議なくらい上手くまとまっており、見ているだけで楽しくなってくるお気に入りの一枚。モチーフはベルガマチュバルにしばしば見られるもので珍しくはないが、これだけ配色がきれいなものは少ないのではないだろうか。

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2005年6月19日 (日)

キリムバッグを楽しむ -5-

デニズリ遊牧民の素朴なジジムを使った牛皮を使ったバケツ型のバッグ。デニズリ遊牧民らしいざっくりした織りで素朴さが特長。かわいらしいモチーフのバッグである。

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今週のキリム-シャバック族

マラティア・シャバック族のフルチュ    120cm×100cm  90年~

トルコ中部マラティアに住むシャバック 族の手によるフルチュ。

フルチュとはトルコ語で収納袋を意味し、通常は袋として或いは詰め物をしてクッションとして使用される。本品もストライプ模様が配された裏布があてられ(画像右端)袋状になっている。

フルチュはハードに使用されるため、古いものは通常かなり使用感を感じる(悪く言えば褪色も激しくボロボロ)が、本品は細かい織りにもかかわらず、ほぼ修理跡もなく完品に近い状態である。元はトルコのコレクターさんの所蔵品だったものを譲り受けた、かなりお気に入りの一枚。

デザインは典型的なシャバック族のもので、端正さと力強さを兼ね備え、全体的な配色も美しい。また、裏布のストライプもとても発色がよく、古い時代の草木染の美しさを堪能できる一枚である。

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キリムバッグを楽しむ -4-

ガジアンテップのジジム。トルコ南東部、ピスタチオで有名なガジアンテップ産のオールドジジム。
優しいベージュのバックカラーは生成りのウール。ジジム部分もウールの糸を使用。モチーフはナザールとフックのモチーフと思われる。大きめのものも入り、おしゃれな肩掛けバッグ。

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キリムバッグを楽しむ -3-

トルクメンミニボストン。トルクメン人の女性の上着をパッチワークにして、皮のバッグに加工したミニボストン。あまりない個性的なミニボストンでおしゃれ。

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2005年6月18日 (土)

キリムバッグを楽しむ -2-

コロン(遊牧民のテントに使われる紐、あるいはチバルの肩掛け紐)を短く切ってアクセントにした、ブルーグレーの牛皮のショルダーバッグ。軽くて、メモ、切符など取り出しやすい、使いやすそうなバッグ。今日、トルコから届いた。母にプレゼントするもの。

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キリムバッグを楽しむ -1-

トルコ・シバス・オールドジジムを使った、牛皮のバッグ。刺繍がかなり細かい上物のジジム。モチーフは、ナザール(目玉のお守り)、エリベリンデ(豊饒)、羊の角が見られる。糸もツヤツヤである。

軽くて手ごろな大きさで、モチーフがはっきりしていて、また、肩にもかけやすく一番のお気に入りだ。

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2005年6月11日 (土)

Kilim集め-コンヤ地方から

コンヤキリム  250cm×100cm  70年~

トルコ中西部 コンヤの産。
ぱっと目に付くこの大胆なモチーフは比較的珍しいものだと思うが、キリムフリークなら誰もが知るトルコ南部レイハンルのキリムにも稀に見られる。
ただ、織りの細かさがレイハンルほどにはないのと色使いから、コンヤのキリムと推定される。
色々な色が使われて華やかな割りに、全体としてよくまとまったキリム。

オリジナルピースではなく、もともとはこの倍の長さがあったものをカットピースにしたものです。

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Kilim集め-カシュラン部族

カシュランキリム  174cm×120cm  80年

トルコ東部 カシュランの産。
さほど大きくはないが二枚はぎのキリム。数あるキリムの中でもお気に入りの一枚。
織りはさほど細かくはないけれど、赤と青のコントラストがなんとも言えず綺麗。
同じ赤でも使われる糸の太さがばらついて独特の色模様をなし、また織り込まれたモチーフのなんとも言えずプリミティブな感じが味わい深い。左右のボーダーはさすがにカシュランらしく、細かなモチーフが見事に織り込まれている。
左右のピースは違う人が織ったのかモチーフが対称になっていないが、これまたこのキリムをより一層味わい深くしている。

全体的にプリミティブで人をあったかく包むような独特のオーラにあふれたキリムだ。

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2005年6月 5日 (日)

Kilim集め-トルコ・マラティア地方から-

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「マラティア」のオールドキリム  420cm×185cm 80年

二枚はぎの大判キリム。似たデザインはチョルム地方にも見られるが、紺と赤との力強いコントラストがいかにもマラティアらしい。〔撮影は二枚に折りたたんでいます〕。

古いマラティアキリムに時々見られるデザインだが、ストライプ状の部分に細かなモチーフが隙間なく配されたものは珍しい。

極めて保存状態が良く、年代の特定は難しいが、下方の緑色の残り具合やブラウンウールの酸化度合から判断して80年程度~と推定される。

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2005年5月31日 (火)

今週のキリム・アダナ

「アダナ」のアンティークキリム  170cm×340cm 100年

二枚はぎの大判キリム。トルコ南部アダナの産。 コチニール染めの濃い赤と、やや褪色した茜染めの薄い赤とのコントラストが美しい。 一面に隙間なくランダムに施された様々なモチーフは遊び心にあふれ、また、ところどころに施された銀糸のシムとオスマントルコ語の刺繍がその古さを物語る。織りも大変に細かく、お気に入りのキリムの一枚。

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2005年5月21日 (土)

今週のキリム

「バリケッシル」のニューキリム  115cm×160cm 20-30年

シンプルデザインだが、バリケッシルらしい赤と藍のコントラストが美しい。
赤にアブラッシュ(色むら)が出始めており、経年により一層美しいキリムになると期待。

1994年にトルコ・アンタルヤの絨毯屋さんで購入。記念すべき最初のマイキリム。
当時、貧乏大学生でキリムを購入するなんて思いもよらなかったけれど、絨緞屋さんにお世話になった思い出に購入。

手の出せる価格帯のキリムの山から選び出したのは、ボロボロ(とその当時は思った)のアンティークアゼルバイジャンキリムとこのキリム。

大いに悩んだけれど、結局、実用に耐えうるものということでこちらのキリムを購入。



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